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故人が祖父・物静かな性格・芸術が趣味だった場合の喪主挨拶の例文です。

喪主が葬儀のスピーチをしている画像
喪主挨拶の例文
故人:祖父 | 性格:物静か | 趣味:芸術

例文①

本日は祖父〇〇の葬儀にお集まりいただき、誠にありがとうございます。
皆さんもご存知の通り祖父はとても穏やかで優しい性格でした。

家の中でも物静かであり、また口数は少なめながらも家族のことを常に気遣ってくれる人でもありました。
僕が子供のころは雨の日によく自動車で学校まで送迎してくれましたし、母や祖母とスーパーへの買い物も一緒に出向いてくれ、皆を支えてくれる存在だったのです。

定年後には水墨画を始め、つい最近まで週に一度の教室に通い続けたことはお集まりの同好会の方もご存知の通りですが、もちろん教室だけでなく家の中でも与えられた課題に没頭して取り組む人でした。
正直家族一同芸術のことはあまり詳しくはありませんでしたが、、しかしそれでも一つのことにひたむきに臨む姿、集中力はたいへんなもので、僕たちの生き方にも大きな影響を与えてくれたのです。

数年前の米寿のお祝いの際には大好きな日本酒と水墨画を書くセットをプレゼントしたのですが、とても喜んでくれ、今思えば少しは孝行できたのかな、とは思います。
そうは言っても、これまで長年家族を支えてくれたことと比べるとお返しとしてはささやか過ぎますし、これからもずっと元気でいて欲しかったのに、と思うと残念でなりません。

祖父は年齢も年齢でありましたから、病気が見つかった際も大きな手術には耐えられないということで投薬による治療となりました。
どちらの選択をすればよかったのか正直答えは見つかりませんが、それでも平均寿命まで生きたことには違いなく、家族の目から見ても充実した人生だったのだと思います。

それもひとえに皆様方のご厚情の賜物であったこと、本人に代わってご挨拶させていただきます。
本当に長い間ありがとうございました。

例文②

故○○の孫の○○でございます。
遺族ならびに親族を代表いたしましてひと言ご挨拶申し上げます。
本日はお忙しいところ、亡き祖父の葬儀にご会葬くださり誠にありがとうございます。
皆さまから心のこもったお別れの挨拶を賜り、故人もさぞかし喜んでいると存じます。

祖父は勤勉な人で、戦後から始めた仕立て屋を洋品店にまで大きくして家族を守ってくれました。
決して人付き合いの良いほうとは言えませんが、物静かで丁寧な仕事ぶりを少しずつお客様に信頼していただけることに誇りをもっていたようです。
最後の日にもご近所の方に頼まれていた仕立ての準備をしている最中、脳梗塞で意識不明となり、病院に駆け付けたときにはすでに帰らぬ人となっていました。
あれほど元気だった祖父が、亡くなるとは思ってもいませんでした。
しかし、生涯現役で人生を終えることができたのも故人にとっては本望だったかもしれません。
昨夜の通夜、そして今日の葬儀・告別式とこれほど多くの方々が祖父のためにお集まりいただいたのを見まして、祖父と皆さまのお付き合いの深さを改めて気づきました。

今はただただ、家族皆で祖母を支え、祖父にも安心して見守ってもらえるように努めたいと思っております。
最後になりましたが、生前受け賜りましたご厚情に、深く感謝申し上げてご挨拶とさせていただきます。
本日は誠にありがとうございました。

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