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故人が父・温厚な性格・芸術が趣味だった場合の喪主挨拶の例文です。

喪主が葬儀のスピーチをしている画像
喪主挨拶の例文
故人:父 | 性格:温厚 | 趣味:芸術

本日はご多忙のところ父○○の葬儀にかくも多数の方にお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。
私は喪主で息子の○○でございますが、簡単にご挨拶させていただきます。

父は数年前に定年を迎え、退職後はまだまだ働けるとして今の会社に再就職、つい先頃まで皆さまにご指導されながら日々明るく元気に過ごしておりました。
病気もほとんど経験したことのない人でしたが、先日夕ご飯の時間になっても自分の書斎から出てこないので家族が見に行くと床に倒れており、救急車を呼んで病院に救急搬送するも回復することなくそのまま帰らぬ人となってしまいました。
享年65歳、脳梗塞による最期でした。
まだまだ人生をこれから謳歌できる年齢ですので非常に悔しく、残念でなりません。

振り返って生前の父を思い起こすと、私は声を荒げられたり殴られるような経験は一切なく、他の友人が父親という存在に恐れを感じる気持ちが今一つ理解できませんでした。

それだけ温厚で優しい父であり私も家族もみんな大好きでした。

私は小学校時代、夏休みの自由工作で木の彫刻を作品に選びましたが、夏休みの終わる一週間前になっても何もできず、父に助けを求めると渋々ながらも手伝ってくれました。
できた作品はアマチュア芸術家でもあった父の腕前がこれでもかと反映されたものでしたので、あまりの完成度の高さに父の手によるもの、という事がすぐ先生にばれてしまったのですが、今思うとそうやってずるをすることを戒めるのにわざと本気で仕上げたのかもしれません。

他にも父とのエピソードはたくさんありますが、もう出棺の時間ですのでこの程度にとどめておきたいと思います。
生前は父に格別のご配慮とご厚情を賜りまして、本当にありがとうございました。

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