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故人が祖父・明るい性格・旅行が趣味だった場合の喪主挨拶の例文です。

喪主が葬儀のスピーチをしている画像
喪主挨拶の例文
故人:祖父 | 性格:明るい | 趣味:旅行

本日は祖父〇〇の葬儀にお集まりいただき、誠にありがとうございました。
ご友人や町内会、現役時代の勤めていた会社の方々からの心のこもった挨拶をたくさん頂戴しましたが、本当に多くの方から慕われていたことを私自身誇りに思うことができました。
生前に格別なご厚情をくださったこと、祖父に代わって厚く御礼申し上げます。

社交的で性格の明るい祖父は退職後もふさぎ込むどころか友人や祖母を誘っては頻繁に様々な場所に旅行に行き、また時には一人で気ままに海外へ出かけることもありました。
今日お集まりの方の中にも祖父と一緒に観光地へ訪れた方もいると思います。
帰ってくると各地のお酒、そしてお土産を買ってきては近所の方や私たちにプレゼントしてくれ、様々な話を聞かせてくれたのです。

悠々自適に過ごす祖父は本当に楽しそうで、いつかは私もあのような楽しい余生が送れるようになりたいなあ、とある種理想の人生像を提示する存在でもありました。
また私は子供の頃家族にわがままを言って犬を飼い始めたのですが、ついついサボりがちな散歩や餌やりの世話を行っていたのは実は祖父で、今思うと申し訳ないと思います。
数年前にその犬が寿命を迎えた時にも一番悲しんでいましたし、動物を愛する心だけでなく最後まで責任を持つ姿勢を教えられた気がしました。

ここ数年は体調も優れず入退院を繰り返していましたが、先日病院から血圧が不安定になったとの報告を受けて家族一同が病室に向かうと、すでに眠るように息を引き取っていました。
今生の分かれには間に合わず、家族も全員が泣いてしまいましたが、しかしそれでも豊かな人生、充実した余生を過ごしたのだと思います。
それも今日お集まりの方々がいてくれたからこそです。本日は誠にありがとうございました。

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