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故人が兄弟(姉妹)・頑固な性格・芸術が趣味だった場合の喪主挨拶の例文です。

喪主が葬儀のスピーチをしている画像
喪主挨拶の例文
故人:兄弟(姉妹) | 性格:頑固 | 趣味:芸術

本日はご多用の折にも関わらず、○○の葬儀にご会葬いただきまして誠にありがとうございました。
私は兄の○○でございます、家族を代表してご挨拶させていただきます。

元気で活発、子供のころから行動力は人一倍強かった妹は、学校や就職先を決めるのも誰にも相談せず一人で決めており、大学を中退して海外に絵の勉強に行くなど、率直に言ってどう扱ったらいいのか分からないエキセントリックな性格ではありました。
誰に似たのか分かりませんが一度決めたら譲らない人物でしたので、戸惑ったり衝突してしまったこともありました。
しかし頑固さでは家族で断トツだったためいつも最後は私たちが折れるようなかたちではあったのです。
それでもたった一人の妹ですし、夢を追いかけて懸命に生きる様は私にはとても眩しく映り、帰国後にアートスクールの講師になるまでは幾度となく私を頼ってくれたのは実はうれしかったのです。

学校でも生徒たちからたいへん慕われており、来年に向けて個展の準備をするなど非常に充実していたのですが、ほんのちょっとしたタイミングの悪さから先日の列車事故に巻き込まれてしまい、帰らぬ人となってしまいました。
正直受け入れられない出来事ですし、まだどこかで生きているのではないかと考えてしまう程現実感が感じられず、気が重いのが正直なところです。
しかし妹亡きあとも私たちは前を向いて歩いていかなければなりませんし、時間はかかると思いますが気持ちを切り替えていく他ありません。

生前は多くの方からご厚情をいただきましたこと、本人に代わってお礼申し上げます。
本日は本当にありがとうございました。

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