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故人が母・物静かな性格・料理が趣味だった場合の喪主挨拶の例文です。

喪主が葬儀のスピーチをしている画像
喪主挨拶の例文
故人:母 | 性格:物静か | 趣味:料理

本日は亡き母の葬儀告別式にご参列下さり誠にありがとうございました。
私、長男の○○○○が親族を代表いたしまして、皆様にご挨拶を致します。

母はとても、物静かな人ではありましたが料理を作ることを趣味としていました。
父がそんな口下手ではあるが、食べる人のことを考え美味しい食事を作ることが出来る母のために店を開いてあげたい。
そう思ったことが、私達家族が経営している家庭料理店が出来る切っ掛けでした。

最初は、父も母も初心者なのでとても苦労をしたそうですが、今や地域の方に愛していただける店にまでなったのは、口下手ながらに一生懸命お客様と向き合い、料理を作り続けた母とそんな母を支えた父のお陰だと思っています。

残念ながら父は3年前に他界しました。
父を亡くし、店をどうするか。という話になったときも母は続けたい。
守りたい。そう言い、悲しむ時間もなく毎日料理を作っていました。
いつか身体を壊すのでは、そう心配をしていたのですが、やはり倒れてしまいました。

けれども母はこんな日が来ることを覚悟していたのだと思います。
父が倒れた際に、母は私に店を継ぐ気はあるか?実はそう聞いて来ました。
私がある。そう答えると、母は私にレシピ集を託しすぐに私に母と同じ味を作れるようにまで育てあげてくれました。
その当時は、こんなに詰め込まなくても時間はたっぷりあるのだから少しずつ教えてくれればいいのに。
そう思っていましたが、あれは母がいつ自分が倒れても大丈夫なように準備をしていたのだと、今となっては母の行動の意味を考えることが出来ました。
本日お越しくださった皆様に今後とも父と母が守り続けた店を、私が守ることを誓わせて頂きます。

本日はお忙しいなか、また急なことにも関わらずお集まり頂き、母のために涙を流して下さったこと心から御礼申し上げます。
今後とも、母の生前と変わらぬご指導ご鞭撻をお願いしまして、ご挨拶にかえさせて頂きます。

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