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故人が息子・物静かな性格・ペットが好きだった場合の喪主挨拶の例文です。

喪主が葬儀のスピーチをしている画像
喪主挨拶の例文
故人:息子 | 性格:物静か | 趣味:ペット

本日は亡き○○の葬儀、告別式にお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。
今日の葬儀に関しては皆様もご承知のように一般的な葬儀よりも規模の小さなものとなっているのですが、これは悲しみや悔しさが大き過ぎるため、通常のものではとても私たちも冷静に執り行えないと判断したからであります。
妻は息子の事故を知ってからは食事も喉を通らず、本来であれば私と共に皆様にご挨拶をするべき立場であるにも関わらず今は奥の方で休んでおりますところ、私からもお詫び申し上げます。

生前○○は物静かであまり自分から学校であったこと、友人との出来事を話したりするようなタイプではありませんでしたが、小学生の時に飼い始めた我が家の犬が寿命を迎えるつい先日までしっかり面倒を見続けるなど、責任感はとても強い性格でした。
また多少夜更かしすることもあったとはいえ中学校と高校は1日も休まず登校するなど、私が学生の時よりも真面目な面もありました。

なぜあの日、あの場所を歩いていたのか、せめて1分でも、30秒でも時間がずれていればこのような結末を迎えることはなかったのに…。
過失のない交通事故で家族を亡くされた方は皆がそうだと思いますが、それでも悔やまずにはいられません。
加害者側からの謝罪もありましたし、もう一つの家族も不幸になっているということは承知しています。
しかし葬儀への出席は断らせていただきました。
私も人の親で完璧な人間ではありませんので、やはり怒りや悔しい感情がこみあげてくることを抑える自信はありませんし、これが最良の選択であったと思います。

これから間もなく火葬場に向かう事になり、○○の姿を見るのもこれが最後かと思うとやり切れませんが、それでも式を滞らせるわけにはいきません。
本日は本当にありがとうございました。

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