故人が兄弟(姉妹)・物静かな性格・ペットが好きだった場合の喪主挨拶の例文です。

本日は雪も降るなか、故〇〇〇〇の葬儀並びに告別式にご参列頂き誠にありがとうございます。

私は故人の姉の〇〇〇〇と申します。
弟は昔は物静かな人であまり人付き合いが上手ではありませんでした。

それぞれ、社会に出てからは仲は悪くはありませんでしたが、あまりお互いの友好関係などは話さなくなり、弟の会社の方やご友人が今日何人来るのかあまり認識をしておらず、お越しの方にはご不便をおかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます。

少し弟のおはなしをさせて頂きますと、弟は昔から動物が好きで実家にはイヌと猫が1匹づつ、どこから拾ってきたのかハムスターやインコまで弟が連れて帰ってきた動物でいっぱいでした。
母も甘い人だったので、あまり欲しいなどを言わない弟が珍しくおねだりをしてくれた。
とすぐにOKを出してしてしまうのでどんどん動物が増えていく。そんな家でした。
成人し1度だけ弟の家を訪ねた時も、ペットがたくさんいたので、ペット好きは相変わらずだったようですね。

そんな弟からめずらしく連絡が来たのが3年前でした。
病気になった。もしよかったら犬を貰ってくれないか。という連絡でした。
弟は自分が病気だと分かってすぐに、ペットの里親探しを始めていました。

結局私も協力し、全員新しい飼い主さんに引き取って頂けました。
本日お越しの方の中にも、ご協力頂きました方がいらっしゃいましたら、弟に代わりこころから御礼申し上げます。
弟も安心して旅立つことができたことと思います。

弟が生前賜りましたご厚誼に対し、心から御礼を申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。
お帰りの際はどうかお足元にお気をつけ下さいませ。
ありがとうございました。