葬儀の種類 : 一般葬
一般葬とは家族や親族はもちろん、故人が生前に交流のあった友人や知人、またこれまで勤めていた会社の関係者や近隣に住んでいる方など、一般の方を幅広く弔問客として迎える葬儀のことを指します。
血縁だけでなく地縁関係者の多くが訪れることになりますので 会場もそれだけの人数が収容できるものが選ばれますし、また会食やバスによる送迎、そして葬儀に関わる葬儀業者のスタッフもそれなりに必要なことから、小規模な葬儀である家族葬などと比べて費用が多額になる特徴があります。
今現在の日本では都市部への人口流出や核家族化の傾向が高まっており、またそれに伴う地縁の稀薄化等の様々な要因によって一般葬を行う比率というのは少しずつですが低下しています。
しかしかつては葬儀といえばこの一般葬のことを指すくらいでしたし、今現在でも地縁が強い地域では一般葬を選ぶことがたいへん多くなっています。
一般葬では家族だけでなくあまり付き合いのなかった親族、そしてほぼ面識のない方達が集うこともあり、喪主の挨拶はより形式ばったものとなりますし、葬儀自体もしきたりを重視した内容となります。
加えて一般葬を行う際には事前に何人程度の人が弔問に集まるのかを予測することが大切で、これを見誤ると弔問客の数を見誤って空席が目立ったり、 また会場に入りきれないようなことが起きてしまい、葬儀の質にも関わってくるのです。
故人の名誉のためにもかなりしっかりと予測を行う必要がありますが、 年賀状などである程度の推測はできたとしてもやはり完全に予測することは難しいのが実情です。
経験豊かな葬儀業者ではそういった点もきっちりとフォローしてくれるので任せるのも良いでしょう。
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