故人が娘・頑固な性格・ペットが好きだった場合の喪主挨拶の例文です。

本日はお忙しい中、娘の葬儀にお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。
私は父の○○でございます、家族を代表して一言ご挨拶を申し上げます。

子供のころから入退院を繰り返すような病弱な子ではありましたので、成人も無理かも知れないと病院の方には以前から聞かされていたのですが、それでも高校卒業までは迎えることができたのは本人の努力だけではなく、皆様のサポートのおかげであります。
まずは感謝の気持ちを言わせてください。
短いながらも娘の人生を明るく素晴らしいものにしていただいて、本当にありがとうございました。

活発に活動するようなことは望めない体調でもあったので家にいることが多かったのですが、病気に影響がないと先生にも言われましたのでこれまでにハムスターとインコなど小動物を多数飼っており、思えば動物を愛する優しい性格はこれによって形成されていったような気がします。
いつか元気になったら動物の世話をする仕事に就きたいという夢を持ち、なかなか受け入れてくれるような専門学校も見つからない中、自分でインターネットなどを使って資格取得の方法を調べて行動したりと、まっすぐで頑固な一面もあったのです。
夢かなわぬまま旅立ってしまい本人も悔しい気持ちでいっぱいでしょうが、それでも最後の瞬間まで目標が持てたのは幸せな事であったと信じたいです。

これまで格別のご厚情いただきまして、本当にありがとうございました。