御文とは

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葬儀の専門用語 / 御文とは

御文御文(おふみ)とは一般的には手紙のことを指しますが、仏教用語としては浄土真宗において蓮如(れんにょ)という僧侶が信者に対して教義を伝えるために書いた文書のことを言います。
御文は、浄土真宗の教えを易しくかな書きで記してあり、布教活動において効果を発揮し、教団を一大勢力に築き上げることに寄与したと言われています。

この蓮如が残した文書は手紙形式で200通以上あり、後に蓮如の孫である圓如(えんにょ)が80通を厳選し5巻に編集したものは、特に「五帖御文(ごじょうおふみ)」と呼ばれていて、浄土真宗で重用されています。

なお、浄土真宗とひとことで言いましてもいくつかの宗派に分かれています。
そして浄土真宗の各派により御文の言い方が異なり、たとえば大谷派ではそのまま「御文」、本願寺派では「御文章(ごぶんしょう)」、興正派(こうしょうは)では「御勧章(ごかんしょう)」と呼ばれています。

浄土真宗の葬儀や法要では、この御文の中で「白骨の御文」と言われるものを僧侶が読んでいるのを聞く機会が多くあります。
白骨の御文は「それ、人間の浮生なる相をつらつら観ずるに、およそはかなきものはこの世の始中終、まぼろしのごとくなる一期なり」という文章から始まり、世の無常や命のはかなさや大切さについて述べるとともに、阿弥陀如来を信仰し、念仏を唱えるべきことを伝えています。

せれもにスタッフ
白骨の御文は、一般的に葬儀など儀式の最後の方で読まれます。
「白骨」という言葉も出てきますので、浄土真宗の葬儀に参列された際、よく聞いていますときっと分かると思います。

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