葬儀の専門用語 / 検案とは
検案(けんあん)とは、入院先の医師や、かかりつけの医師による診察を経て死亡診断が出来ない場合において、監察医や法医学者などの医師が御遺体の外表面部分の調査を行い、死因や死亡時刻、犯罪性の有無などを確認することです。
入院先の医師や、かかりつけの医師による診察を経て死亡診断が出来ない場合と言いますのは、たとえば次のようなケースがあります。
・交通事故や災害による死
・自死(自殺)
・溺死
これらを異常死と呼ぶことがあり、警察では異常死による御遺体のことを変死体と言います。
一般的に持病が原因の死であることが明らかでない場合に検案が必要となります。
入院先の医師や、かかりつけの医師による診察を経て死亡診断が行われたときは「死亡診断書」が交付されますが、検案が行われた場合には「死体検案書」が交付されます。
検案は、異常死のケースにおいて監察医や法医学者などの医師によって死因等を調べることです。