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一蓮托生とは

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葬儀の専門用語 / 一蓮托生とは

仏教用語としての一蓮托生の意味

一蓮托生(いちれんたくしょう)とは、もともとは仏教用語であり、「極楽浄土に生まれ変わっても同じ蓮(はす)の上に生まれること」で、極楽浄土での再会を願った言葉です。
仏教用語と言いましても、原始的な仏教で一蓮托生という教えがあるのではなく、日本の浄土信仰から生まれた言葉です。
浄土信仰は死後、極楽浄土に永遠の命を得て生まれ変わり、そのために阿弥陀如来に祈るというものです。

仏教用語としての一蓮托生は、夫婦や友人同士が死んだ後にも再会できるよう願ったり、約束をしたりする場面で、前向きな意味合いで使われる言葉です。

現代における一蓮托生の意味

この仏教用語としての意味合いが、現在は「良いことでも悪いことでも最後まで行動や運命をともにすること」という意味合いで一般的に使用される言葉となっています。

たとえば「ここで散ることになろうとも、俺とお前は一蓮托生だからな」とか、「あなたとわたし、一蓮托生の道を行きましょう」などと使われます。
つまり一蓮托生は、現在一般的に再会を願う意味では無く、「運命共同体」という意味合いで使用される言葉になっています。

一連託生とは

なお、一蓮托生は、一連託生と書くこともあります。
国会の議事録では「一蓮託生」と書くことになっているため、国会の会議録検索システムを利用するときには「託生」の字で検索する必要があります。

一蓮托生のまとめ

わたしたちが生活で使用する言葉には、仏教に由来するものが多くあります。
一連托生もそのひとつですが、本来の意味を知っておくことも大切なことです。

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