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院殿号とは

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葬儀の専門用語 / 院殿号とは

院殿号(いんでんごう)は、戒名の構成要素のひとつで、戒名の上に付加される称号のことを言います。

院殿号の例

たとえば、戦国時代を生きた武将真田幸村の戒名は大光院殿月山傳心大居士です。
正確に言いますと、この中で戒名は「傳心」の部分だけです。
「大光院殿」の部分が院殿号にあたります。

院殿号にはランクがある!?

賛否ありますが、戒名にはランクがあると言われます。
院殿号の付いた戒名は、ランクで最高位とされています。

もともと「院号(いんごう)」という称号があり、皇族や貴族の身分の高い人に授けられていたのですが、これが後に将軍や大名にも授けられるようになりました。
そして、しばらくして将軍や大名が皇族や貴族と同じ称号を頂くのは申し訳ないという謙遜の意味で院殿号が作られた経緯があります。

ですから、当初は院殿号よりも院号の方が格上とされていたのですが、現在は院号よりも院殿号の方が格上とされています。
これは院号が徐々に皇族や貴族以外の人にも授けられるようになっていったのに対して、院殿号は将軍や大名など限られた人にしか授けられることがなく、希少性の高さによって院殿号の方が格上になったと言われています。

院殿号についてのまとめ

院殿号は、戒名が最高位であることを示し、寺院や社会に対してとてつもない貢献をした印として授けられます。

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