葬儀の専門用語 / キャスケットとは
キャスケット(きゃすけっと)とは、宝石箱や貴重品箱という意味も持ちますが、葬儀関連用語で棺のことです。
日本のカタカナ表記ですと、キャスケットはハンチング帽の一種である帽子のことも指します。
ただし、帽子のキャスケットは、英語のスペルがcasquetteですが、棺のスペルはcasketです。
英語で棺を示す言葉は2つあります。
ひとつはコフィン(coffin)で、もうひとつがキャスケット(casket)です。
コフィンは主にイギリスを中心としたヨーロッパで使われていて、足先に向かうほど細くなった形状をしているタイプです。
ドラキュラ伯爵が眠っている棺がコフィンのタイプです。
一方キャスケットは、形状的には日本で見られるような横長四角のタイプで、主にアメリカで使われています。
アメリカなど土葬を中心とした国では、形状的には日本と同じでも、棺が朽ち果てることのないよう頑丈に作られ、装飾も施されているキャスケットが利用されます。
素材も木材だけでなく、金属や大理石が使われることもあります。
キャスケットは、葬儀関連用語としては棺のことを意味します。