葬儀の専門用語 / 遺体とは
遺体とは、亡くなった人の身体のことです。
命が終わり遺された体という意味合いを持ちます。
亡くなった人の身体を示す言葉には、死体や屍(しかばね)や亡骸(なきがら)などもありますが、遺体はこれらよりも丁寧で、故人への敬意を込めた表現とされています。
接頭辞である「御」を加えて、御遺体(ごいたい)とすると更に丁寧な表現になります。
一般的には亡くなった人に関してのみ使われる言葉ですが、まれに動物の死体であっても遺体という言葉を使用する場合もあります。
遺体は、そのままにしておきますと腐敗するなど状態が悪くなっていきます。
その為、亡くなった際には、なるべく早い段階でドライアイスなどを使用して冷却を行うことで現状保存に努めることが必要です。
自宅に遺体を安置する場合には、夏場の冷房が効いていない部屋や、冬場の暖房を効かせた部屋は避けるようにした方が良いでしょう。
なお、遺体の保存方法としては冷却すること以外に、エンバーミングという特殊技術を用いた方法もあります。
遺体は、故人への敬意を込めた言葉です。
葬儀など、実際に遺体と接することがありましたら、ぜひ言葉上の表現だけでなく真心を込めて、その場に臨んでいただきたいところです。
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