葬儀の専門用語 / 阿経忌とは
阿経忌(あきょうき)とは、法要の一つで、死後28日目の四七日(よなのか)のことです。
仏教では死後七日ごとに法要を営み、四十九日をもって忌明けとなります。
四七日は四十九日のように遺族・親族・親しい人が参列して行う主な法要ではなく、遺族のみの内輪で営まれます。
四七日法要の手配について
法要の手配は菩提寺(ぼだいじ)にお願いするのが通常ですが、ご遺族が遠方だったり都合により四十九日法要にまとめてしまうことも一般的になりました。
また、故人が極楽浄土へいけるように遺族が読経をあげるのもよいでしょう。
四七日は極楽浄土へ導かれている最中
初七日から七七日まで、故人がどの世界に行けるかという裁きを受けます。
四七日に第四法廷である五官王に、悪口を言ったり・人を騙すなどの「生前の言動」の罪を裁かれますが、裁きだけではなく普賢菩薩(ふげんぼさつ)が守護してくれます。
阿経忌のもつ意味
阿経忌の一文字づつにも、教えが込められています。
阿・・・阿とは従う
経・・・仏のみ教え
阿経忌の意味は、仏教のみに従うという意味になります。
まとめ
四七日は簡素なものと思われがちですが、仏教では輪廻のため、もしくは極楽浄土へいくための大切な期間とされています。
この期間に故人は生前に犯した罪を7王から裁かれるので、遺族は故人が良い場所にいけるように仏様にお祈りという形でお願いをするため法要の大きさに関係なく大切なものです。
注意:輪廻・極楽浄土の教えは宗派によって異なります。
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