灌頂とは

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葬儀の専門用語 / 灌頂とは

灌頂(かんちょう、かんじょう)とは、頭に少量の水を注ぐ儀式です。
古代インドで王族において王の即位などの式典で、四大海(しだいかい・現在のインド洋や大西洋など)の水を頭に注ぐことで、全世界を手中に収めたことを意味する儀式が行われていました。

この儀式を仏教に取り入れたものが灌頂で、新たな縁や立場を得るときや、修行において次の段階に進むときなどに灌頂が行われます。
注がれる水のしずく一滴一滴に、仏教の智恵や極意などが凝縮されているというイメージで灌頂は行われるものです。

灌頂には、結縁灌頂(けつえんかんじょう・仏様との新たな縁が結ばれ、これを祝う意味で行われる)、受明灌頂(じゅみょうかんじょう・新たに弟子となり密教の修行を始める人の対して行われる)など色々な種類があります。

頭に水を注ぐと言いましても、散杖(さんじょう)という棒や、樒や菊の葉などで頭に数滴の水を振りかける程度です。
散杖は梅の木で作られていることが多く、長さ50cm、太さ7mmほどの棒です。
注ぐ水は、洒水器(しゃすいき)に入れられて儀式の場に用意され、この洒水器に散杖や葉で水を取り、相手の頭に振りかけます。

洒水器に入れられる水は、寺院にある井戸水や山地の湧水など特別な水を用いることもありますが、現代においては水道水を使用することが珍しくありません。
いずれの出自の水であっても、洒水器に入れられ僧侶の作法によって、灌頂に使うにふさわしい聖水になるということです。

真言宗など葬儀の流れの中でも宗派によって、この灌頂の儀式が行われます。
葬儀の場では頭に水を注ぐのではなく、柩に水を振りかける形で執り行います。

せれもにスタッフ
灌頂は仏教において、区切り区切りの場面で儀式として行われます。

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