葬儀の専門用語 / 鯨幕とは
鯨幕(くじらまく)とは、黒色と白色の縦じまの幕です。
自宅や寺院や集会所などで葬儀を行う際に、葬儀会場としての雰囲気づくり、会場の仕切り、ボロ隠しを目的に各所に張られます。
鯨幕の語源は諸説あり、一説には鯨の背中側が黒く、腹側が白いことに由来すると言われています。
なお、黒と白の幕と言いますと、葬儀をイメージされる方が多いと思いますが、元々は神事のお祝い事でも使用されていました。
もともと黒は高貴、神聖な色として捉えられていたのです。
現在はお祝い事では紅白、神道以外の葬儀では黒白、神道の葬儀では青白の幕が使用されることが一般的です。
なお、地域によっては仏式の葬儀で青白幕を使用するところもあります。
鯨幕とは、葬儀の会場で雰囲気づくりや仕切りなどを目的として張られる黒白縦縞の幕です。