葬儀・葬式のマナー : 通夜のマナー
通夜はお釈迦様が亡くなった時に弟子たちが語り合った故事が由来とされ、現代の日本では告別式の前日の夜に行われることが多くなっています。
また日中に執り行う告別式には仕事や諸事情で参列できない場合も多いですので、遺族やよほどの友人以外では通夜のみに出席する方も増えてきており、基本的には喪服で参加する行事となっています。
その際の服装では略式喪服であるブラックスーツやシンプルなワンピースが望ましく、正式喪服を着るのは遺族の方達よりも目立ってしまうので控えなくてはなりません。
加えて告別式ではすべて黒が基本ですが、通夜の場合肌色のストッキングでも良いとされています。
冬場で寒い場合はコートなどを着てくるのも問題はありませんが、もちろん会場では脱いで参列するのがマナーです。
会場に到着したら遺族の方、そして受付を担当している方に「この度はご愁傷様です」などのお悔やみの言葉を告げましょう。
通夜のみに出席する場合ではこの時点で香典を渡すことになり、その際には袱紗に包むなどして直接香典袋で渡さないのがマナーとされています。
祭壇の前ではやはり遺族、親族に一礼してから焼香檀に向かい、そこで祭壇に向かって再び一礼してから合掌、後は抹香をつまんで顔の前まで持ってきた後に払う、といった作業を数回くり返し、終えたなら遺族、親族に一礼して席に戻ります。
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