葬儀の専門用語 / 安置とは
安置(あんち)とは、ご遺体を一時寝かせることを意味します。
安置は必ず必要!
病院や施設などで亡くなった場合、葬儀式場より先に遺体を安置する場所を決めなければなりません。
なぜならば法律で、死後24時間以内は火葬出できない決まりになっているためです。
安置するタイミング
逝去日:搬送 → 安置
2日目:納棺 → 通夜
3日目:葬式・告別式→火葬→自宅
安置する場所
通常、安置する場所は「自宅」「火葬場の安置所」「寺院」「葬儀式場」などですが、立地条件などで悩まれる場合は葬儀社に相談しましょう。
安置場所へは遺体を葬儀社が運んでくれるので、遺族は自分でタクシーや自家用車などの移動手段を都合します。
それぞれの安置場所の特徴
自宅では・・・ゆっくりお別れができますが、弔問客の出入りがあり落ち着かないかも。
火葬場では・・・直葬の場合だと、移動の手間が省けるが費用がかかってくる。
寺院では・・・安心できるが、お別れの時間が限られる場合もある。
葬儀専門式場では・・・施設が充実しているので遺族は楽だが、費用がかかってくる。
安置のやり方
安置する場合は、遺体を布団に寝させます。
仏教では北枕にし、ドライアイスでご遺体を保全したらお布団をかけ、顔に白い布を描けます。
続いて守り刀をのせ、枕飾りをします。
安置を葬儀社にまかせた場合、遺族は安置場所の決定をするだけで、後はお花やお供えの準備くらいで済みます。
安置に関する注意事項
安置をする際注意したいことは、遺体の状態を良く保つために暖房は控えクーラーで室内温度を低く設定したり、ドライアイスの管理をキチンとされることです。
そして好ましい方角は北枕だと言われていますが、安置場所の都合で北枕にできなくても、枕飾りが設置でき、遺体をまたがなくても往来できるようであれば大丈夫です。
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