葬儀の専門用語 / 御会式とは
御会式は法会の儀式の略
御会式(おえしき)とは本来、人々が集い儀式を行うという意味であり、また各宗派において宗祖など重要な僧侶の命日に行われる法要行事全般を意味していました。
御会式は、「法会の儀式」を略したものです。
御会式は、御影供(みえいく)、御影講(みえいこう)と呼ばれることもあります。
御会式の現在の意味
しかし現在において御会式は、日蓮の命日である10月13日を中心に全国各地の日蓮宗系宗派の寺院で行われる法要行事のことを指すことが一般的です。
特に東京都にある池上本門寺の御会式は有名で、毎年10月11日から13日にかけて行われ、例年約30万人、多い年で100万人が訪れる盛大な行事となっています。
また御会式、御命供、御影講は、俳句で秋の季語とされ、かの松尾芭蕉の句にも使われています。
もし御会式に行く機会がありましたら、あらためて御会式の意味を思いながら足を運んでいただければと思います。