葬儀の専門用語 / お別れの儀とは
お別れの儀(おわかれのぎ)とは、お葬式で出棺する前に故人と最期のお別れを行う時間のことです。
お別れの儀の手順
葬儀社や地域により細かい部分は異なりますが、お別れの儀は概ね次の流れで行われます。
- 仏教やキリスト教などの司祭者による儀式が一通り終了。
- 葬儀社スタッフによりお別れを行う準備がなされ、柩の蓋が開けられます。
- 家族やその他参列者が御花を柩の中へ納めながら、故人と最期のお別れをします。
その他故人の愛用品や、お供えしていた御飯や団子を一緒に納めることもあります。 - 葬儀社スタッフにより柩の蓋が閉じられます。
- 出棺となります。
④の後、柩の蓋へ釘打ちを行う場合もあります。
この釘打ちは宗教的意味があるわけではなく慣習として行われていることなので、家族や親族の心情を考慮し釘打ちを行わないケースが増えています。
お別れのについてのまとめ
お別れの儀は時間にして5分から10分程度の短い時間ですが、火葬場では柩の蓋を開けられないところも多く、故人に直接声をかけたり、お顔に触れたり出来る最後の貴重な時間です。
お別れの儀は、残された家族や親族にとって重要な時間であり、お葬式の流れの中でも特に大切にされる場面のひとつです。